![]() 好酸球性副鼻腔炎 CT 冠状断像 篩骨洞優位の陰影がみられる |
![]() 好酸球性副鼻腔炎 鼻咽腔ファイバー所見 嗅裂方向の鼻ポリープがみられる |
慢性副鼻腔炎は、いわゆる蓄膿と呼ばれている疾患ですが、最近では一概に蓄膿と呼べなくなりました。現在では、大きく好酸球性副鼻腔炎と非好酸球性副鼻腔炎に分類されます。
簡単に言うと、細菌感染が主体の副鼻腔炎が非好酸球性副鼻腔炎で、アレルギーが主体の副鼻腔炎が好酸球性副鼻腔炎と考えてください。
非好酸球性副鼻腔炎は、細菌による炎症や粘膜の障害によって膿のような鼻水や鼻づまりをともなう、いわゆる蓄膿といった症状が出現します。
治療はマクロライド療法(抗生物質の少量長期投与)といった治療が主体となることが多く、局所処置、投薬で治癒することもよくあります。鼻茸(鼻ポリープ)を伴ったり、炎症が強くて改善しない場合は手術療法の適応となることもあります。
一方で、好酸球性副鼻腔炎は難治性の副鼻腔炎で、2015年に厚生労働省の指定難病となりました。
慢性副鼻腔炎患者の約20%程度はこの病気と推定されています。
嗅覚障害や鼻ポリープ、粘性の高い鼻水(にかわ状と表現されます)を合併することが多く、
ガイドラインによる診断基準では、鼻内視鏡所見、CTによる副鼻腔の評価、採血による末梢血液中の好酸球数上昇によって診断します。
抗生物質の治療にはあまり反応せず、ステロイドを主体とした治療が病状によって必要となります。いったん症状や所見が軽快しても、風邪などをきっかけにすぐに再発・増悪するため、長期間耳鼻科に通院こともしばしばです。また、状態によっては手術を提案して、対応可能な総合病院へ紹介させていただきます。
きちんとした診断を行ったうえで、テーラーメイドの治療のご提案をさせていただきますので、
慢性の鼻づまり、後鼻漏、嗅覚障害など副鼻腔炎を疑う症状がありましたら気軽にご相談ください。











